民主党は9月29日、拡大政調役員会を開き、「税と社会保障の抜本改革調査会」を新たに設置することを決めた。会長に藤井裕久前財務相、会長代理に小沢鋭仁前環境相、事務局長に大串博志前財務政務官がそれぞれ就任する。 役員会の終了後に記者会見した玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相)は、同調査会の役割について「在るべき社会保障像を描きながら、それに沿って税の抜本改革の在り方について議論を行う」と説明。その上で、年内に「一定の基本的考え方」を取りまとめる意向を示した。議論の開始時期については「できるだけ早くスタートしたい」と述べた。 また同日の拡大政調役員会では、鳩山由紀夫前首相を会長とする「新しい公共調査会」の新設も決めた。玄葉政調会長は会見で、「鳩山前総理がもともとの提唱者。党で自由闊達(かったつ)に議論をしていただきたい」と述べた。議論の内容については「鳩山前総理にお任せしたい」とした。
( 2010年09月29日 22:59 キャリアブレイン )http://www.cabrain.net/news/