|
2011/04/15
市場目標を考える
2002/11/18
市場目標は規定した事業分野に対して、どこまでの市場を対象にしていくのかの
ゴールを示すものです。市場目標を考えるに当たっては以下のようなことを検討し
ます。
<市場セグメント(細分化)>
別稿「マーケティングとは」において、「企業の存続と発展の源泉は市場にある」
と述べました。そして、規定した事業分野に基づき、自社の市場を確定させる必要
があります。
市場は常に変化しています。それは、需要が常に変化しつづけているためです。
ですから、企業がターゲットとする市場においても全ての顧客のニーズを満たすこ
とは不可能だといえ、ターゲットとする市場をさらに細分化し、自社が効率的に活
動できニーズを満たすことのできる市場を見つけ出すことが欠かせません。そのた
めのプロセスとして、
市場を様々な視点から細分化し、細分化された市場ごとにその魅力度が評価さ
れ、自社に最適なターゲットへの集中化を行うこと
が重要になります。
<ターゲット市場の選択>
ターゲットとする市場を選択するためには、細分化した市場ごとに自社にとって
の魅力度を評価しなくてはなりません。評価に当たってのポイントは以下の通りで
す。
・規模の大小(大きすぎると大手が参入して市場を奪われ、小さすぎると利益が
見込めない)
・成長性、安定性が今後も見込めるか
・自社の経営資源(現有、もしくは将来持つことのできるもの)で対応可能か
・自社の風土や体質に合っているか
・競合状況はどうか(強力な競合先はないか)
<市場規模の予測>
ターゲット市場が決まったら、その市場規模を予測します。市場規模の予測に当
たっては、市場の大きさを構成する要素(対象人口、消費金額など)を抽出し、構
成要素を組み合わせた市場規模を試算し、それぞれの構成要素の動向や変化を確認
します。
こうしてターゲット市場を絞り込んでいくことが大切です。
|
|
|
|