2011/04/15
中期計画の重要性第四講「財務会計」4-4
執筆者: staff
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損益計算書の概要
2002/08/26
損益計算書(P/L:Profit and Loss sheet)は一定 期間の利益の出方を表したものです。利益は収益から費用を引いたものであり、 経営者の方であれば頭の中に入っているものだといえます。 損益計算書は、上から順に売上高、売上原価、売上総利益、販売費・一般管理 費、営業利益、営業外収益、営業外費用、経常利益、特別利益、特別損失、当期 税引前利益の順に記載されています。それぞれの種類ごとに大きく分けると、収 益には3種類あります。また、費用には4種類あり、利益も4種類に分かれます。 以下にこれらを説明します。 <3種類の収益> 売上高:本業から常に発生する収益 営業外収益:本業からではないが常に発生する収益(預金の利息や地代家賃など) 特別利益:本業からではなく、常には発生しない収益、費用を伴わない利益 (土地の売却益など) <4種類の費用> 売上原価:本業における直接的な費用で常に発生するもの(商品) 販売費・一般管理費:本業における間接的な費用で常に発生するもの (人件費や水道光熱費など) 営業外費用:本業ではないが常に発生するもの(借入利息) 特別損失:本業ではなく常には発生しない費用(土地の売却損など) <4種類の利益> 売上総利益(粗利):売上高から売上原価を引いた利益 営業利益:売上総利益から販売費・一般管理費を引いた利益(本業で稼いだ利益) 経常利益:営業利益に営業外収益を足して営業外費用を引いた利益 (常に発生する利益) 当期税引前利益:経常利益に特別利益を足して特別損失を引いた利益 |