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2013/08/07
技術伝承での考え方
執筆者: staff


 技術伝承での考え方                             文責:伊藤 淳

 

 昨今、団塊の世代が定年を迎え、大量の労働者が職場を去り始めています。

 

 この労働力不足によって、企業の体力低下が懸念されています。特にベテランの持つ技術や技能の伝承は、今後の企業の競争力にも関わる問題であり、真剣に対応する必要があります。団塊の世代が長年に亘って培った技術や技能が、後輩に伝承されることなく消えてしまうことは、大きな損失となります。この問題は「2012年問題」ともいわれ、多くの企業では、いろいろな伝承対策を講じているものの、現在でも思うように進んでいないのが現状です。では技術・技能伝承を確実に行うためには何が必要になるのでしょう?

 

 一つ目は、「何を伝承させるのか?」です。

 

 伝承すべき技術や技能が明確にならないと具体的な伝承方法も思いつきません。具体的には

 

?戦略的に必要な技術や技能
 ?近々に失われる技術や技能
 ?その技術や技能が伝承されると社内の組織の効率性が一層高まる技術・技能等

 

といったものを伝承させることになります。

 

 またここで考えておかなければならないことは、技術と技能の違いです。技術とは文字・数値・図形などで表現・伝達が容易なものであり、技能とは表現・伝達が難しく個々の人に内在しているものです。技術は目に見えるため、抽出しやすいのですが、技能はその人に宿った能力であるため、見落しやすいのです。そこで職場の知見を集めて、熟練者の持つ考え方や、速度、動きなどを抽出することが必要です。

 

 二つ目には、その伝承方法です。技術・技能伝承に活用されるツールとして、社内に最も適切な方法を選択することです。例えば教育訓練、現場実習、自己啓発などを組み合わせて伝承することが望ましいと思います。

 

 三つ目には、技術・技能がきちんと伝承されているかをチェックすることです。技術や技能は一朝一夕には、伝承できません。そこで技術・技能が十分に確保されているかを確認の上、問題があれば翌年の計画に反映することになります。計画的に方法を定めて、効果が十分ではないと思われる場合には、見直しが必要です。継続的な活動こそ、技術、技能継承の要諦といえるのではないでしょうか?

 

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