2011/07/15
大淀川の源流点を訪ねて・・・
執筆者: staff
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宮崎市内にお住まいの方々は大淀川が身近な存在であることは周知の事実で、日頃使用している水道水は大淀川から取水されているんですよね。長く同じ土地に住んでいると、身近な存在というのは当たり前のようで深く追求する機会なんてあまりなく、忘れがちになってしまうものです。
先日ある子供達とお話をしていた時のことでして、大淀川の始まりの場所ってどんなところだろうという会話で盛り上がり、じゃぁどんな場所なのか探ってみようということになりました。
子供というのは大人と違って発想の視点が違うものだなぁと感じつつ、自分自身も興味が沸々と湧いてきまして、百聞は一見に如かずということで下見も兼ねて探しに行ってみました。
まず地図で目標地点を頭に叩き込みインタ−ネットで情報をもらっていざ出発、場所は都城市の安久町を通る国道を南に進んでいくと『中岳ダム』の案内板が見えてきます。そこから県境をまたいで鹿児島県の曽於市の山中に入った場所にありまして、しばらく進むと国土交通省管轄の中岳ダムに到着します。
ダムの傍にはしっかりと『大淀川』の青い看板が立ってましたので、やはりここなんだなぁと実感しながら、さらにその山奥に源流点を捜しに進んで行きました。途中からは車では進めず、ペットボトルとタオルを持参してケモノ道のような山中に入り歩くこと約20分、ついに見つけましたよ『大淀川源流点』の標識を…。これといって特別な場所ではなく単なる小川が流れている景色ではあったのですが、今回は思い入れを持っての探索でしたので、ちょっぴり感慨深くなってしまいました。当然小川みたいな場所なので、スゴイことに大淀川の真上を歩いてみましたよ(笑)。河川の所轄はてっきり国土交通省とばっかり思っていましたが、源流点の標識には林野庁とありましてこれはこれで意外な発見でもありました。いやはや、子供からの提案がきっかけでマイナ−な大人の避暑地ドライブになるなんて…、興味のある方は行かれてみると良いと思います。
H・M |