2014/04/10
介護保険給付、初の8兆円台に- 12年度、介護保険スタート時の倍以上
執筆者: staff
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2012年度の利用者負担分を除いた介護保険の保険給付が、全国で8兆1283億円となり、初めて8兆円を超えたことが 厚生労働省の「介護保険事業状況報告(年報)」で分かった。前年度から6.5%の増加で、00年度の介護保険スタート時(3兆2427億円)と比べると倍以上まで増えた。第1号被保険者1人当たりの給付費は、26万3000円(前年度比2.5%増)だった。【ただ正芳】 また、要支援・要介護認定者は前年度と比べて約31万人多い561.1万人となった。その内訳は、要支援1が76.4万人(前年度比7.4万人増)、同2が76.6万人(同5.7万人増)、要介護1が104.6万人(同8.1万人増)、同2が98.9万人(同4.1万人増)、同3が74.3万人(同2.2万人増)、同4が69.2万人(同2.7万人増)、同5が61.1万人(同0.4万人増)。要支援1から要介護2の軽度者が63.5%を占めた。 要介護認定を受けた人のうち、65歳以上の第1号被保険者は546万人、それ以外の第2号被保険者は15万人いた。 1か月平均のサービス受給者数は約458万人で、前年度に比べ5.5%増加。サービス別では、居宅サービスが約338万人(同19万人増)、地域密着型サービスが約33万人(同3万人増)、施設サービスが約87万人(同2万人増)だった。 このうち、施設サービスの内訳は、介護老人福祉施設が46.6万人(同1.8万人増)、介護老人保健施設が33.7万人(同0.7万人増)、介護療養型医療施設が7.4万人(同0.6万人減)となった。 (CBnews/2014年04月07日 11:57/http://www.cabrain.net/news/article/newsId/42447.html?freeWordSave=1 ) |