2013/08/08
福島は今・・復興を信じて
執筆者: staff
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先月、日本医業経営コンサルタント協会の視察協会支部支援委員会のために福島を訪れた。我々の視点は復興のかなめとなる医療介護福祉制度の効果的な設計のための意識の持ちようを模索するというところにあった。 原発と震災がそのままで残ったある町村に降り立ったとき我々は一様に町がそのままに残り町民がいつ帰ってきてもよいように待っているように感じられた。商店には商品が並び住まいには洗濯物が干したままで、、外見からはとても大きな被害にあったようには思えない街並みに驚愕した。 そこにはないものが一つ、それはそこで生活をするべき人々がいないだけであった。 これが被災というものかと見せつけられた思いであった。 町の発生・発展の歴史は自然に人々が寄り合い、商業が発生し集落から村に、村から町に、町からさらに大きな塊に進化してきたのだが、今回の被災からの復興はある面で試験的実験的な街づくりである。 願わくばそこに集い住む人々の希望の星を目指していただきたい。
写真は、被災し避難を余儀なくされたある町のガソリンスタンドの前です。どこにも人がいない町の一風景であります。 |